姫路城 前編
現存12天守の一つにして日本で代表するお城の姫路城です!
登城してから結構経ってまったな・・もはや懐かしい。
■概要
姫路城は南北朝の頃に赤松貞則によってか1346年に姫山に建てられた事から始まりました。
戦国時代になり小寺氏配下の武将である黒田氏が姫路城に入りました。(異説では黒田氏が最初に築城)
戦国時代も末期の黒田氏から羽柴氏の時代に本格的な築城が行われました。
関ヶ原の合戦後に入部した池田輝政によって現在の姫路城に近い近世城郭へと拡張されました。
江戸時代に西国探題として譜代・親藩の大名が入れ替わりに入り(本田氏、榊原氏、酒井氏、松平氏)ました。
■縄張り
姫路城の内郭の縄張り。本丸でもある備前丸から階段状に曲輪を配置する階郭式の平山城です。内堀の東側に出丸を突出され北部に勢隠丸を囲む中堀で構成されております。
■三の丸
内郭の南側にあるのが三の丸で内郭では平坦な低所です。中央辺りに二の丸に向かう広い道があり両側に御殿や各種建築物がが並ぶ感じですね。
桜門橋を渡ると大手門です。天守が堂々と見下ろしてます。立派!!
天守は新幹線の中からも見えます。
大手門を抜けると三の丸です。目の前にはまた天守。
正面から見る姫路城の天守は恰幅が良い。
西の丸を三の丸から見上げます。姫路城は櫓から小洒落ておりますな。気持ちの良い反りの屋根と格子窓、漆喰塗籠と統一された意匠が見ているだけで心地が良いです。
カの櫓は西の丸の東南角の隅櫓でワの櫓は西の丸西南角の隅櫓です。
有料エリアに向かいます。有料エリアは西の丸、二の丸から本丸周辺の曲輪です。
大人は1000円、子供は300円になります。再入城も不可
入場すると最初に食違虎口の菱の門です。三の丸から二の丸への虎口を守る重要な門でもあります。中々立派な櫓門ですね。装飾された華頭窓を両側に配置し、これまた装飾された格子窓と出格子窓と憎らしいほど凝ったデザインです。姫路城は天守だけじゃなく櫓もとても綺麗です。
■西の丸
西の丸は本多氏の時代に拡張された曲輪です。内郭の北西を守る曲輪で三の丸より一段高くなっております。西側は多門櫓で厳重に守られてます。多門櫓は百間廊下とも呼ばれ長局と呼ばれる侍女の部屋も内側に設けられておりました。
菱の門を通り左に折り返し坂を上ると西の丸です。初日は西の丸の見学にしました。
以上百間櫓の外観でした。長さは250m程度あります。これ程の多門櫓と櫓が現存している(一部は復元の様ですが)のは姫路城だけですね。これだけでも見る価値は充分あります。
続いて百間櫓内部を渡ります。
渡り櫓内部は平坦ではなく会談を登ったり下りたりします。階段は急なので注意
レの渡櫓の奥は二重になっているので階段を登って進みます。
造りが新しいですね。レの渡櫓とヲの櫓の間の仮設廊下は仮設だけに復元でもない様です。
タの櫓内部
右側に入口が並びます。西の丸内側が部屋に区分けされております。
終点の化粧櫓です。豊臣秀頼に嫁いだ千姫が大坂城落城後に本多忠刻に嫁いで姫路城に住みました。その時に建てられたが化粧櫓と云われております。
化粧櫓の下からの天守群の眺めが素晴らしいです。撮影スポットになってます。
姫路城後編へつづく